公開日 2016年07月26日
更新日 2024年03月29日
中津市と太宰府市は、相互の交流や理解を深め両市の発展・活性化に寄与することを目的に、友好都市協定を結んでいます。
~太宰府市ってこんなところ~
歴史をしのばせる「水城跡」「大野城跡」「大宰府跡」等の歴史的文化遺産、太宰府天満宮等の名所・旧跡が随所に存在し、「史跡や緑にめぐまれた福岡都市圏の住宅都市」として発展しているまちです。
【友好都市締結の経緯】
もともとは、昭和61年の耶馬溪ダム記念公園の建設の際、造園工事を担当した平島氏(当時の太宰府市議)のお世話によって、太宰府市と旧耶馬溪町との交流が始まりました。その後、平成4年に旧耶馬溪町と太宰府市は友好都市として盟約を提携し、官民において人的・物的など幅広い分野での交流を行ってきており、平成17年の合併で中津市に編入された以降も友好関係を保ってきました。
そこで、これまで培ってきた友好関係を継承し、新たな交流や支援を通じて相互の信頼と理解を一層深めることで、両市のさらなる繁栄に寄与するとともに両市民の絆を末永く結ぶため、改めて中津市と太宰府市の間で「友好都市承継盟約宣言」および「友好都市協定」を結ぶこととなりました。
【耶馬溪地域と太宰府市の交流の歴史】
- 「太宰府木うそ保存会」のみなさんが伝統工芸品「木うそ」の原料であるコシアブラを耶馬溪から切り出し
- 太宰府市民政庁まつりや茶摘みフェスタなどのイベントへの相互参加
- 耶馬溪地域と太宰府市のバレーボール協会の交流 など
【中津市と太宰府市との歴史的な縁】
~菅原道真と犬丸天満宮~
太宰府天満宮で祀られている菅原道真公がかつて京都から大宰府に移る際、初めて踏んだ九州の地が中津市の犬丸といわれ、その際に滞在した場所に建てられた犬丸天満宮では今も道真公が祀られています。
(写真は中津市犬丸の御船着場跡)
~黒田官兵衛と太宰府天満宮~
初代中津城主黒田官兵衛が晩年福岡に移った際、荒廃していた太宰府天満宮の再興に尽力したといわれており、太宰府天満宮境内には黒田官兵衛(如水)を祀った如水社や、官兵衛が茶の湯などに使っていたといわれる井戸が残されています。