公開日 2021年03月19日
更新日 2024年03月29日
毎月19日は「食育の日」です。食育は、子どもから大人まで生涯にわたって必要です。
今年度は、年代に応じた食生活のポイントやレシピを紹介します。家族や仲間と食卓を囲み、食べることの楽しさや大切さを考えてみましょう。
春の離乳食(じゃがいも)
今回は「新じゃがいも」を使った離乳食をご紹介します。「新じゃがいも」は、収穫時期の初期に出回るじゃがいものことです。春は、九州地方で収穫を迎えるじゃがいもが「新じゃがいも」として出荷されます。皮が薄く、みずみずしいのが特徴で、ビタミンCやカリウムなどを多く含みます。
じゃがいもは、離乳食初期(5~6か月)から開始できる食材の1つです。
じゃがいもの調理ポイント
- 茹でる、蒸すのほか、電子レンジで加熱することもできます。
- 電子レンジで加熱する際は、水分を逃がさないようラップに包んで加熱しましょう。
月齢に応じた大きさの目安
- 離乳初期(5~6か月)は柔らかく加熱し、すりつぶしてどろどろの状態にする。
- 離乳中期(7~8か月)は柔らかく加熱し、2から3ミリ角のみじん切りや、細かく潰す。
- 離乳後期(9~11か月)は柔らかく加熱し、5ミリ角のみじん切りや、粗く潰す。
じゃがいもとほうれん草のペースト(5~6か月児)
材料(1回分)
じゃがいも50グラム、ほうれん草(葉先)20グラム、湯冷まし大さじ1程度
作り方
- じゃがいもの皮をむき、ラップに包んで電子レンジで2から3分加熱する。(竹串がすっと通るまで加熱する)
- じゃがいもをすりつぶし、湯冷ましを加えて伸ばす。
- ほうれん草は葉先を柔らかくなるまで茹で、すりつぶす。
- それぞれ器に盛り付け完成。
作り方のコツ
じゃがいもは温かいうちに、すりつぶしましょう。湯冷ましは、野菜の茹で汁を使用しても良いです。
じゃがいものミルクスープ(7~8か月児)
材料(1回分)
じゃがいも15グラム、ほうれん草(葉先)10グラム、だし汁大さじ2、牛乳または育児用ミルク大さじ1、水溶き片栗粉小さじ2程度
作り方
- じゃがいもの皮をむき、ラップに包んで電子レンジで1から2分程度加熱する。(竹串がすっと通るまで加熱する)
- じゃがいもを5ミリ角に切る。
- ほうれん草は柔らかく茹で、2から3ミリ角に切る。
- 鍋にだし汁を入れ、じゃがいもとほうれん草を加えて、2分程度煮る。
- 牛乳または育児用ミルクを加えて、加熱する。
- 水溶き片栗粉を加えて、とろみをつける。
作り方のコツ
水溶き片栗粉を加えた後、1分程度加熱しましょう。ヨーグルト状がとろみの目安です。
じゃがいものおやき(9~11か月児)
材料(1回分)
じゃがいも30グラム、ほうれん草10グラム、片栗粉小さじ1、サラダ油小さじ4分の1
作り方
- じゃがいもの皮をむき、ラップに包んで電子レンジで1から2分加熱する。(竹串がすっと通るまで加熱する)
- じゃがいも、ほうれん草、片栗粉を練るように混ぜる。
- フライパンに、サラダ油をひき、厚さ1センチの円盤状に丸める。
- 中まで火が通るように、弱火で両面をじっくり焼く。
作り方のコツ
9か月ごろから、油が少量使えるようになります。キッチンペーパーに油を染み込ませてフライパンをふくと良いです。
※掲載レシピの1回量は作りやすい分量となっています。
食べる量は様子を見ながらすすめましょう。
- 「なかつ食育指針」を実践して毎日の食生活を楽しく送りましょう
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