令和6年9月18日（水）、第4回「中津学」がリル・ドリームで開催されました。
　今回の講師は、別府溝部学園短期大学特任教授の山田史郎先生で、「邪馬台国中津説は可能か？～市内の地名「臺」からの眺め～」と題して、女王卑弥呼が治めたとされる邪馬台国は中津にあったのでは？という話の第2弾でした。山田先生は、『魏志倭人伝』の中の国名、官名、人名を表す「倭語」から、「邪馬台国」があった場所を突き止めようと研究をされています。
「邪馬台国」は「邪馬臺国」と表記され、「臺」とは古代中国の皇帝の陵墓であり、中津の小字名「臺」に関係しているのではないか、また、八面山の形も台形であり、すそ野に広がる山国川流域は農産に恵まれた地形をなしているのではないかということです。
　参加者は、八面山を背景にした邪馬台国の壮大な風景を思い描きながら山田先生の話に聞き入っていました。

第5回「中津学」のお知らせ

日時：令和6年10月16日（水）13時30分～　リル・ドリーム
演題：「豊前修験道　～山に生きた人々が遺したもの～」
講師：求菩提資料館　館長　栗焼　憲児氏

「中津学」は、4、8、1、3月を除く毎月第3水曜13時30分からリル・ドリームで開催します。受講料は200円です。どなたでも受講できますので、ぜひお越しください。