公開日 2024年10月16日
更新日 2024年10月17日
令和6年10月16日(水)、第5回「中津学」がリル・ドリームで開催されました。 今回の講師は、豊前市の求菩提資料館館長の栗焼憲児氏で、「豊前修験道~山に生きた人々が遺したもの~」と題した講演でした。
修験道とは、神道と仏教が結びついた日本独特の宗教で、平安時代後半に成立したということです。そして、その修験道により山で厳しい修行を行って験力(げんりき)を得た人たちが山伏と言われた人々です。
求菩提山、桧原山などの英彦山六峰は豊前修験道と言われ、多くの山伏が山で暮らし、里の農民たちを命がけで救っていました。現在でも行われている五穀豊穣を祈願する「お田植祭り」や過酷な農作業の労をねぎらう「お神楽」は、この山伏たちが伝えた行事だということです。
受講者は、修験道によって人々を救済することが山伏の使命であったという話を聞き、太古から現在に伝わる様々な伝統や信仰の重さをあらためてかみしめていました。
第6回「中津学」のお知らせ
日時:令和6年11月20日(水)13時30分~ リル・ドリーム
演題:「歌で綴る 中津歳時記」(コンサート)
講師:おふくろず(フォークバンド)
「中津学」は、4、8、1、3月を除く毎月第3水曜13時30分からリル・ドリームで開催します。受講料は200円です。どなたでも受講できますので、ぜひお越しください。
お問い合わせ
社会教育課・生涯学習推進室
住所:〒871-0058 大分県中津市豊田町9番地10
TEL:0979-22-4942
FAX:0979-22-1492