明けましておめでとうございます。
　皆様には、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、旧年中は市政にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

　新型コロナウイルスは変異を繰り返し、予断を許さない状況ですが、ウィズコロナに向けて進んでいます。不安定な世界情勢に起因する物価高騰が社会生活に影響を与えており、子育て世帯への給付金、貨物運送事業者や中小企業者などへの支援金、家庭の経済負担への支援など、独自の対策にも取り組んでいます。引き続き医療機関や経済団体などと手を携えながら、感染対策と社会経済活動の両立に努めます。

　激甚化・頻発化する災害にも備えておかなければなりません。昨年10月の大分県・西部地区等総合防災訓練をはじめ、国や県、自主防災組織などの関係団体と一緒になって、万が一を想定した訓練を重ねてきました。民間事業者との協力体制の構築も進んでいます。今後も「災害に強いまち・ひと」の実現をめざします。

　福澤諭吉先生を顕彰する「不滅の福澤プロジェクト」。慶應義塾と連携し、教育、産業、文化、観光などあらゆる分野において、「福澤精神」のもと、“オールなかつ”で情報発信と地域活性化に取り組みます。

　変化の激しい社会経済情勢や新たな課題に対応するため、昨年3月に改訂した第五次中津市総合計画「安心・元気・未来プラン2017」に基づき、「暮らし満足ナンバーワンのまち」をめざして、今年も多様な主体との連携やDXの推進に力を入れ、市民サービスの向上に努めてまいります。

　結びに、皆様のご健康とご多幸をお祈りして、年頭のごあいさつといたします。