公開日 2024年05月08日
4月16日、職務に復帰しました。定期健診の結果、左右の肺に影が見られるとの指摘、自覚症状は全くなかったため、驚き心配しました。医師と相談し早めに摘出手術を受け、ひと月の療養生活を送りました。影となっていたのは肉芽腫、悪性ではなく、摘出により治療は特に要しないとの診断です。市民の皆様には大変ご心配をおかけしました。療養中、励ましをいただきありがとうございました。
生まれて初めての手術・入院は、いろいろ考えさせる機会になりました。大きな病や怪我をせずにこれた70年を振り返り、健康の大切さ、予測できない命の不思議、明日からの心構えなど、自分を見つめなおす時間となりました。両親をはじめ家族、友人、お世話になった皆様への感謝は言うまでもありません。
医療の進歩と医療関係者のご尽力にも感謝です。検査・診断・手術・術後のケアとリハビリなどに様々な医療が施され、医療技術の進歩は著しいものです。検査データは、画像をはじめ病院間で転送共有されます。また、なにかと不安な患者心理には、医師をはじめ医療スタッフの真摯な仕事ぶりは大きな頼りです。皆さんのひとこと一言が、励ましと落ち着きを与えてくれます。
人間はいつ、どんなことで病気になるかわかりません。常日頃から体に気をつけ、健康診断を受け、 病気を予防する、そして、病気の場合、早めの対応が、早期回復と医療費の負担軽減につながります。以前から中津市は健診をお勧めしています。国民健康保険加入者は特定健診(無料)を受けられますが、その受診率が県下市町村で最下位なのです。今年度から健診奨励のため、対象者が受診するとクオカードも支給します。また、50歳以上の方の帯状疱疹の予防接種にも助成し、予防医療にさらに力を入れます。どうぞ特定健診、ご利用ください。
(市報なかつ令和6年5月15日号掲載)